BIG-KAZのblog

若造が日常で思ってること学んだことでも読んだ本やらなんでもただ投降するブログ ほのかにポジティブ

自分の物差しで人生を測ろう 【書評】 パリでメシをくう 川内有緒

 

 

パリで生活してる人にインタビューしたリアル感満載なエッセイ

 

もちろんバイタリティあふれるすごい人たちなんだけども

程よく普通の人感が著者とのやり取りが見えてくる感じが良い。

 

好きな文章集

 

8区 手仕事に情熱を燃やす女性テーラー

 

目の前に転がるチャンスを見つけられるかどうかも、その人次第である。

→やっぱ、引き寄せの法則って存在するよね。

 

11区 ファッションの最先端で一瞬に生きるスタイリスト

 

いくら才能があっても、ある程度続けてみないとわからないので、やめたら何でもそこで終わり。逆に才能がなくても、続ければかたちになってくるし、ある程度続けないと、何にもわからない。

 

17区 三度海を渡った鍼灸師

 

勝ち組とか負け組とか、そんな単純な分類には当てはまらない生き方。人はどう生きて

もいい。時間やお金に縛られながら、安定して生きるのもよい。サクレ・クール寺院を眺めながら、好きなことをして生きるのも一生。

 

→わかっているのに、みんなはなかなか気持ちに正直になれないんよね。

このおっちゃんみたいな顔になれたらええな。

 

7&16区 家族とアフリカと哲学を愛する花屋

 

現代の消費社会にドップリ浸かって生活していると、お金を追うようになってしまいそうになる。→確かにそうなんだけど、商売する以上そこと折り合いつける他ない。

 

世界の平和を語るには、自分が平和じゃないと。自分が楽しくなかったら、お客様にはいい花を作れないのと同じ。→共感。7つの習慣のインサイドアウトの考え方にも近いし、アランの幸福論にも書いてあった。

 

【感想】

 

この一冊でいろいろな人生を感じられるので、おすすめ。

 

さくっと読めちゃう。

 

特別成功を収めて勝ち組と呼ばれている人たちの話ではないです。

ただ、「楽しいですか?」って聞いたら、全員Yesと即答しそうな人たちの話。

みなさん、自分の心の中からのインナーボイスを大切にしてはるなと感じる。

 

まだ大学生なんだけども、そろそろ自分の物差しで人生を測ればいいよってのはわかってるんだけど、いまいちリスクを取り切れていない僕。

 

就職活動してるんですが、ごりごりの大手志向なんですよね。やりたいことがそこにあることは事実ですが。

 

自分の人生に対して、最後におもろかったなあって思えれば、たぶん大成功なんかな。

 

だって、自分が楽しいと思ってることと、相手が楽しいと思ってることは違うもん。

 

そこを曲げたら、個性がなくなる。折り合いも必要なんですけどね。

 

難しいぜ。人生。

 

パリでメシを食う。 (幻冬舎文庫)

パリでメシを食う。 (幻冬舎文庫)